こんにちは!西東京市、田無の歯医者、こみねキッズデンタルクリニックの院長 小峰です。
今回は、「学校検診でむし歯が見つかったらどうする!?」についてお話をしていきます。
春から初夏にかけて実施される“学校歯科健康診断”。検診票に赤いマルで「むし歯あり」と書かれてくると、保護者の方はドキッとしますよね。
「すぐ治療が必要?」「痛くないと言うけど大丈夫?」など、田無エリアの保護者のみなさんからも毎年たくさんのご相談をいただきます。
この記事では、学校検診でむし歯が見つかったときの 受診のタイミング・治療の流れ・費用の目安・予防のコツ を分かりやすく解説します。
キーワードは「早めの受診」と「家庭でのケア習慣」。最後まで読めば、“検診票の赤いマル”がむしろお子さんの歯を守るチャンスに変わりますよ!
目次
1,学校検診の目的と判定基準
2,検診票で「C(むし歯)」が付いたらどう動く?
3,田無 歯医者での診療フローと治療内容
4,小児むし歯治療の痛み・費用Q&A
5,家庭でできる再発防止5つのポイント
6,まとめ
1. 学校検診の目的と判定基準
学校歯科健康診断は「集団スクリーニング」です。
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むし歯の有無(C)
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歯肉炎や歯列の状態
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汚れの付着度(プラーク)
を短時間でチェックし、治療が必要かどうかの“ふるい分け”を行います。
判定記号の例
記号 | 意味 | 行動の目安 |
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C | う蝕あり | 1か月以内に歯科受診 |
CO | 要観察歯 | 3〜6か月ごとに経過観察 |
G | 歯肉炎 | ブラッシング強化・歯科指導 |
2. 検診票で「C(むし歯)」が付いたらどう動く?
① まずはお口の中を親子で確認
小さな黒点でもC判定になることがあります。鏡で位置を確認し、お子さんに痛みや違和感をヒアリングしましょう。
② 検診票を持って歯医者へ
学校検診は“簡易診査”なので レントゲン撮影や精密検査は行いません。必ず歯科医院で確定診断を受け、必要なら治療計画を立てます。
③ 受診は早いほど治療が軽く済む
CO段階ならフッ素塗布とブラッシング指導で経過観察可能。Cが進行すると麻酔・削合・詰め物が必要になり、治療回数も増えます。
3.診療フローと治療内容
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デジタルレントゲン撮影 ⇒ 隠れむし歯を確認
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治療方針の説明 ⇒ ラバーダム使用で無菌治療
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処置
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CO:フッ素塗布/シーラント
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C1〜C2:コンポジットレジン充填
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C3以降:根管治療+クラウン
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再発予防プログラム(定期検診・食事指導)
当院では ラバーダムと拡大鏡を標準使用。小さなむし歯も削りすぎず、精密に詰め物を行います。
4. 小児むし歯治療の痛み・費用Q&A
Q1. 注射が怖いのですが?
A. 表面麻酔ジェル+極細針を使用し、痛みを最小化。泣かずに終わるお子さんがほとんどです。
Q2. 費用はどれくらい?
A. 保険診療の場合、西東京市では窓口負担0円です。
Q3. 治療回数は?
A. C1〜C2なら1回、深いむし歯は2〜3回が目安です。
5. 家庭でできる再発防止5つのポイント
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仕上げ磨きは小学校高学年までサポート
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就寝前のフッ素入りジェル使用(濃度950ppm以上)
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間食は時間と量を決める(ダラダラ食べを防ぐ)
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3か月ごとの歯科検診でCOをストップ
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学校や塾にキシリトールガムを携帯
田無エリアのスーパーやドラッグストアでも、子ども用高濃度フッ素歯みがき剤が手に入ります。迷ったら当院にご相談ください。
まとめ
学校検診はむし歯を“早期発見”する絶好の機会。赤いマルが付いたら 1か月以内に歯科医院へ受診 し、進行を防ぎましょう。治療後も定期検診と家庭ケアを継続すれば、むし歯ゼロの口腔環境は必ず実現できます。
お子さんの歯で気になることがあれば、こみねキッズデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
こみねキッズデンタルクリニック
院長 小峰 和矩
日本小児歯科学会専門医