こんにちは!西東京市、田無の歯医者、こみねキッズデンタルクリニックの院長 小峰です。
今回は、「仕上げ磨き、いつまで必要?嫌がる子どもへの対応法も紹介」についてお話をしていきます。
お子さんの仕上げ磨き、毎日がんばって続けている保護者の皆さま、本当にお疲れさまです。
でも、こんな疑問を持っていませんか?
「仕上げ磨きって、いったいいつまで続ければいいの?」
「子どもが嫌がって磨かせてくれない…どうすればいいの?」
この記事では、仕上げ磨きが必要な理由や年齢の目安、嫌がる子どもへの対応法、日々の磨き方のコツまで、わかりやすく解説していきます。
仕上げ磨きに悩むすべてのご家庭に役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
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1,仕上げ磨きはなぜ必要?
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2,仕上げ磨きはいつまで必要?年齢の目安
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3,嫌がる子どもへの仕上げ磨きのコツ
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4,仕上げ磨きを習慣化する工夫
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5,歯医者でのチェックも活用しよう
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6,まとめ
仕上げ磨きはなぜ必要?
仕上げ磨きとは、保護者が子どもの歯をチェックしながら磨いてあげるケアのことです。
なぜこれが必要なのでしょうか?
理由は以下の通りです:
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子どもはまだ上手に歯を磨けない
→ 手の発達や集中力の面から、細かい部分に磨き残しが出やすいです。 -
乳歯は虫歯になりやすい
→ 歯質がやわらかく、虫歯の進行が早いため、予防が特に重要です。 -
成長や歯並びに個人差がある
→ 磨きにくい場所を保護者がチェックしてサポートすることが大切です。
毎日きちんと仕上げ磨きをすることで、虫歯の予防はもちろん、子どもが正しい歯みがき習慣を身につける土台になります。
仕上げ磨きはいつまで必要?年齢の目安
多くの専門機関が推奨するのは、小学校中学年(9〜10歳)ごろまでです。
ただし、これはあくまで目安。以下のようなポイントを基準に判断することをおすすめします。
年齢の目安とその理由
年齢 | 必要性 | 理由 |
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〜3歳 | 必須 | 歯ブラシを口に入れること自体が不慣れで、自分では十分に磨けないため。 |
4〜6歳 | 高い | 永久歯が生え始める時期。歯列も複雑になり磨き残しが多くなりやすい。 |
7〜10歳 | 個人差あり | 手先が器用になり自分で磨けるようになるが、まだチェックは必要。 |
10歳〜 | 簡単な確認でOK | 自分できちんと磨けるかどうかで対応を決める。習慣化が大切。 |
つまり、子どもの性格や成長段階に合わせて柔軟に判断することが大切なのです。
嫌がる子どもへの仕上げ磨きのコツ
毎日の仕上げ磨き、やろうとすると「イヤ!」「やらない!」と全力拒否される…
そんなご家庭も少なくありません。以下のような工夫を試してみてください。
① 楽しい雰囲気を作る
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歌を歌いながら
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好きなキャラクターの歯ブラシを使う
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アプリや動画を活用する
② 短時間にサッと終わらせる
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2〜3分以内に終えることを目標に
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最初から完璧を目指さず「毎日続けること」が第一
③ ポジティブな声かけを
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「今日もピカピカだね!」
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「すごいね、自分でこんなにきれいにできたね!」
④ ごほうびシールやスタンプ表
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できた日はシールを貼る
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達成感を視覚化して継続を促す
仕上げ磨きを習慣化する工夫
仕上げ磨きは、子どもにとっても親にとっても「毎日のこと」なので、無理なく続けられる習慣にすることが大切です。
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毎日同じタイミングで行う(お風呂後・寝る前など)
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子どもが自分で磨いたあとに「確認するね」と伝える
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「磨かれる」ではなく「一緒にきれいにしよう」という意識づけを
親子のコミュニケーションの一環として楽しめるようになると、自然と継続できるようになります。
歯医者でのチェックも活用しよう
仕上げ磨きと合わせて、**歯科医院での定期的なチェック(3ヶ月に1回程度)**を活用することも大切です。
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フッ素塗布で虫歯予防
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歯並びの確認
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プロによるクリーニングで磨き残しをリセット
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保護者への仕上げ磨き指導も可能
当院では、保護者の方と一緒に仕上げ磨きの方法を確認しながらアドバイスをしています。気になることがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
まとめ
仕上げ磨きは、子どもの歯の健康を守るためにとても大切な習慣です。
必要な期間には個人差がありますが、目安としては10歳ごろまで、少なくとも小学校低学年までは続けることをおすすめします。
子どもが嫌がるのは自然なこと。親子で少しずつ工夫しながら、楽しく続けていきましょう。
定期的に歯医者さんにも通って、プロのチェックも活用してくださいね!
こみねキッズデンタルクリニック
院長 小峰 和矩
日本小児歯科学会専門医