こんにちは、歯科衛生士の奥井です。今回は虫歯予防について重要な唾液についてお話しします。
皆さんは一日に1~1.5リットル出る唾液についてどのような働きがあるかご存じですか?
・口の中の嫌なにおいを防ぐ
・食べ物をまとめて飲み込みやすくする
・虫歯から歯を守る
・消化を助ける
・味覚を感じる
・発音しやすくする
・殺菌、消毒作用
こんなに働きがあります。驚きますよね!
唾液が少なくなると、唾液本来の働きができず、口臭の原因になったり、虫歯や歯周病が進行してしまい、お口の
環境が悪化する可能性があります。
唾液が少なくなる原因として、ストレスや不安、緊張状態の継続などがあげられます。生きていく上でこれら全て
を取り除くことは難しいかもしれませんが、対応法としては運動があげられます。頭を空っぽにして30分程度ウ
ォーキングを行ったり、固いものをたくさんかむようにしましょう。
生活環境が大きく変わったとき、例えば進級して学校のクラスが変わったり、先生がかわったときなどはは特に緊
張状態になると考えられます。家ではなるべく食事中の水分摂取を控え、たくさん噛むことによりストレスを発散
できるようにしましょう。
就寝時は唾液の分泌量が減少し、お口の中の細菌が増えてしまいます。寝る前の歯磨きは丁寧に行い、必ずフロス
まで行うようにしましょう。
小さなお子様は、自分で完璧に汚れを取り除くことが難しいので、保護者の方の仕上げ磨きが必須と考えています。
仕上げ磨きは8歳くらいまでは行うようにしてください。